私は何かをしながら音楽を聞くというのが嫌いです。というか、そういう器用なことができません。物を書きながらとか、頭を使うことをしながらは聞くことができません。結局音楽のほうに神経が行ってしまって、手が止まってしまうのです。音楽を聞く時は何もせず、全神経を集中して、一音たりとも逃さないぞ!って思いながら聞くというのが私の昔からのスタイル。
もうひとつは、精神的な理由もあるのかもしれません。今の私にとって音楽はとても偉大なもので、そういうのを生活の中に「垂れ流す」ことが許されないのです。片手間に聞く程度の音楽だったら、そもそも聞きません。
さて、エンニオ・モリコーネ。イタリアの映画音楽の巨匠。今年のアカデミー賞で名誉賞というのを受賞しました。
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クリント・イーストウッドがモリコーネにオスカーを授与
って、映画音楽ねぇ・・・映画もめっきり見なくなりました。モリコーネとの接点があったかと、最近の映画を調べてみたけど、「海の上のピアニスト」、音楽はあまり印象には残っていないのですが、これはテレビで見ました。
マカロニ・ウエスタンの音楽もたくさん手がけているというので、もうちょっと調べてみました。というのも、わたくし、中学生の頃は映画が大好きで、誰が好きったら、ローマ出身のイタリア人俳優、ジュリアーノ・ジェンマがヒーローでした


私の人生におけるイタリアとの初めての接点はトッポ・ジージョのはずで(イタリア語のわかる今になって気がつきました。Topo Gigio・・・そもそもトッポではなく、トーポと発音するべきで、しかもTopoとは「ネズミ」!)、次の接点が中学生時代のジュリアーノ・ジェンマだったんですが、当時は彼のマカロニ・ウエスタンの映画がよくテレビで流れていて、片っ端から見ていました。ハンサムだし、めっちゃかっこ良かったですね〜。

ただし、映画のタイトルとか筋書きとか、どれもとてもよく似ていて、どれがどうだったのかごちゃごちゃになっています。で、調べてみたら、モリコーネはジュリアーノ・ジェンマが出演したマカロニ・ウエスタンの映画音楽を複数書いていたようなので、私とモリコーネの初めての出会いは中学時代にあったと思われます。意外でした。
あれほど見ていた映画ですが、どうやらスター・ウォーズのような映画が台頭するようになって、私は映画から遠ざかったようです(笑)。んー、私は、マトリックスやスパイダーマンやハリー・ポッターやロード・オブ・ザ・リングとか、世間を賑わすような映画には今でもあまり興味がないようです

1 アイ・ニュー・アイ・ラヴド・ユー/セリーヌ・ディオン
2 続・夕陽のガンマン/地獄の決斗/クインシー・ジョーンズ feat. ハービー・ハンコック
3 ウエスタン/ブルース・スプリングスティーン
4 コンラディアナ/アンドレア・ボチェッリ
5 黄金のエクスタシー/メタリカ
6 マレーナ/ヨーヨー・マ
7 カム・セイル・アウェイ/ルネ・フレミング
8 ガブリエルのオーボエ/エンニオ・モリコーネ
9 コンミーゴ/ダニエラ・メルクリ・アンド・エウミール・デオダート
10 ラ・ルス・プロディヒオーサ/ドゥルス・ポンテス
11 めぐり逢い/クリス・ボッティ
12 束の間に燃えつきて/ヴァネッサ&ジ・オーズ
13 ロスト・ボーイズ・コーリング/ロジャー・ウォーターズ
14 トロピカル・ヴァリエーション/エンニオ・モリコーネ
15 クッド・ヘヴン・ビー/デニス・グレイヴス
16 アディオ・モンティ/葉加瀬太郎
17 ニュー・シネマ・パラダイス/エンニオ・モリコーネ
試聴はこちら。
We All Love Ennio Morricone 
この「ウィ・オール・ラヴ・エンニオ・モリコーネ」ですが、なんとも素晴らしいオールスターキャスト!そして、もんのすごくヴァラエティーに富んでいます。アンドレア・ボチェッリの叙情的な音楽の次に、メタリカですよ

いや、これが素晴らしい!曲と曲の継ぎ目がアレンジしてあり、モリコーネの自叙伝ともいうべき、あたかもひとつのストーリーを見るかのように仕立ててあります。

かつてモリコーネと関わりのあったアーティストたちがモリコーネの曲をトリビュートしています。ボチェッリの曲は96年に映画音楽のために録音したものの、お蔵入りになっていた曲のようです。ボチェッリはアルバム「夢の香り」でモリコーネの曲を2曲歌っており、このアルバムの中でも特に好きな曲でもあります。
あと、クラシックのシンガーといえば、ソプラノのルネ・フレミング、メゾ・ソプラノのデニス・グレイヴスですが、ルネ・フレミングはもともとジャズシンガーだったようで、NHKの番組で彼女のジャズを聞いたことがあります。またデニス・グレイヴスですが、とても短い楽曲の中にも、メゾの魅力的な声を堪能できて、私のお気に入りです。
メタリカの「続・夕陽のガンマン」からの「黄金のエクスタシー」ですが、彼らのステージのオープニングに演奏される曲だそうで、彼らのファンにはお馴染みだそうです。かなりギンギンにやっていますが、いや、これがなかなか素晴らしいんですよ!何やら「時代の音」がしていて、私にはとてもノスタルジックに聞こえるナンバーです。「続・夕陽のガンマン」には、クリント・イーストウッドが出演していて、アカデミー賞で、イーストウッドがモリコーネにオスカーを手渡した、というのは、感動的でもありましたね。
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「続・夕陽のガンマン」より「黄金のエクスタシー」こうやって書きながら、実は「ウィ・オール・ラヴ・エンニオ・モリコーネ」を流していたりします。彼は映画のBGMを作曲してきたのだから、物事の後ろ側で流れていてもいいのじゃないか・・・そう考えると精神的に救われます(笑)。
数え切れないほどたくさんの映画音楽を書いたモリコーネ。誰だって、知らないうちに聞いていた、という偉大な音楽家なのでしょう。だから、「ウィ・オール・ラヴ・エンニオ・モリコーネ」というタイトルがまさにぴったりなのかもしれません。
posted by Motoko at 13:16|
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